技術部・田代太志
知れば知るほど面白い。
超音波技術の奥深さを
体感しています。
技術部の田代です。
学生時代は電子通信学科(回路やプログラミングを勉強)を経て、大学院で生体医工学を専攻していました。現在は超音波振動子の開発・製造、超音波ワイヤボンダの振動ツールの開発や振動解析の業務を行っています。

きっかけは偶然
私はもともと超音波の技術に興味があり、学生時代には超音波エコーに関する研究をしていましたが、就職活動当時に友人と一緒に立川市の合同説明会に参加したところ、この会社と出会いました。
採用担当者の話から職場の雰囲気がよさそうなイメージが持てましたし、なによりさまざまな超音波機器を製造・販売している当社で自分の知識を存分に活かした仕事に携われると考えたため、応募することにしました。
長く働ける会社だと感じた

当社は中小企業の大手と言われる規模のメーカーですが、福利厚生の面で非常に面倒見の良い会社だと思います。独身寮も完備されていますし、従業員の声がしっかりと会社に届いているように感じます。中小企業でこの水準の会社は、なかなかないのではと思います。
また、有給休暇を取得しやすい点も非常に魅力でした。私は趣味で昔から阿波踊りをたしなんでいましたが、私が所属している団体では地方への長期遠征もありました。自分の業務をしっかりコントロールしていれば、そういうときにも気軽に休暇を取得できるという空気が当然のようにあります。長年付き合ってきた趣味を捨てずにいられる、仕事とプライベートを両立できるというのは私にとっては大きなメリットでした。社内でも私の趣味のことを見知ってくれている方が何人もいますが、休暇の取得にあたって一度も咎められたことはありません。
知ることが楽しい、そんな技術があります

私は学生時代に主に電気電子学系統を専攻していましたが、そこで学んだ専門知識が現在従事している業務に直接的に役立つことはありません。しかしそのような工学的な下地が、超音波技術を学ぶうえでとても役に立っています。
そもそも超音波技術によって引き起こされる物理現象は一つではなく、常温で金属を接合 -溶かしてくっつけるという“溶着”とはまったく違います- から、超音波エコーのように音そのものを用いた情報通信的な応用まで可能です。ですから、まだまだ若輩の身ではありますが、超音波の技術はどれほど勉強しても果てしなく、逆に知れば知るほど「この原理でどんなことができるだろう」と面白く感じることの方が多いと感じています。
テクノロジーに興味を持てるような方には当社は非常に向いているのではないかと思いますね。私自身の業務においては、例えば開発や実験の業務で、結果が理論や事前の予測通りに進まなかったときなどに自分で再考した解決策と結果が一致した時などはとても嬉しく感じますし、そういう方こそ楽しんで当社の技術を学ぶことができると思います。
とはいえ、一日でも早く新しい技術や製品を提供できるような人材になりたいと思ってはいますので、そこは日々修行の毎日ですね。